パドックってどこを見るの?パドックの見方を解説します!

パドックってどこを見るの?パドックの見方を解説します!

 

パドックって予想をしてる人たちがよく話してるイメージだけど、結局どこを見ればいいの?

競馬初心者

 

管理人

パドックというのは競馬予想の最終部分を詰めるのにピッタリな部分なのでしっかりと見方を覚えていきましょう。

 

というわけで今回はパドックについてからパドックではどの部分を見ればいいのかというのを紹介していきたいと思います。

そもそもパドックって何?

パドックとは、次のレースに出走する競走馬が馬具などを装着して本馬場に入場する前に周回する設備です。

競走馬は、厩務員さんに引かれてゆっくり歩いて周っているのでその時の競走馬の様子を見ることが出来ます。

出走馬たちは、レースの30分前(重賞は40分前)からパドックを発走15分前まで歩いているため、自分が予想しているレースの30分前になったらパドックの情報を集めましょう。

もし、競馬場でパドックで見る場合は、大きな声を出さない、写真を撮る際はフラッシュを焚かないようにするなどの配慮が必要があります。

何故かというと、レース前の競走馬の中にはかなり興奮している馬もいるため、パドック付近で騒いだりフラッシュを焚いてしまうと更に馬が興奮し事故に繋がります。

実際にパドックで死亡事故も起きるほどの危険な場所となっているため、そういった事が起きないようにするためにもパドックを見る側がマナーを守る必要があります。

パドックは意味がないって本当?

パドックについて調べていると検索候補に「パドック 意味ない」という言葉が出てきてパドックを見る必要がないのかと思ってしまう方もいらっしゃると思います。

そういった話もありますが、私自身はパドックは見る必要があると思っています。

何故パドックを見る必要があるの?

何故私がパドックを見る必要があると思っているのかという説明をしていきたいと思います。

パドックの様子だけで競馬予想が出来るわけではありませんが、予想をする際の1つのファクターとして利用することができます。

パドックのどの部分をどう見るのかは後ほど解説しますが、馬体の様子や馬自身の様子などを見ることで調子の悪そうな馬を見つけることが出来て予想から切ることができます。

レースでしっかり走ってくれそうな馬を見つけるのは難しいですが、レースであまり調子の良くなさそうな馬を発見することが出来るようになるという部分から私はパドックを見る必要があると思っています。

もちろん絶対に見ないと予想ができないというものではありませんし、パドックを見てれば予想が当たるというものでもありません。

あくまで予想に使える要素の1つというのはしっかりと覚えておきましょう。

パドックの見方とは?

ここでは「パドックを見ようと思ってるけど、どの部分を見ればいいの?」という疑問を解消するためにパドックの見方を解説していきたいと思います。

馬体

馬体の太さを見ますが、主にお腹周りを見るようにしましょう。

お腹周りがボテっとしていたり、逆にシュッとしすぎていたりする馬には気を付けましょう。

勿論競走馬の中には元々筋肉量が多かったり、筋肉がつきやすい馬や余分な肉が付き辛い馬もいたりするため、そういった馬がいることも加味してパドックを見てみましょう。

また、夏場は細くなりやすく冬場は太くなりやすい傾向にあることも覚えておきましょう。

競走馬の歩様

グイグイと歩いていて後ろ脚の踏み込みが深い馬は評価されます。

また、お尻側から見て後ろ脚がスムーズに動いているかどうかも評価できる部分となっています。

小走りになっていたり前脚の踏み出しが悪かったりという部分があると評価が出来ない歩様と考えられるためしっかりと歩き方を見てみるのは重要です。

また、歩き方がギクシャクしているように見える場合は「コズミ(筋炎や筋肉痛のこと)」の可能性が高いです。

コズミは、普段の調教での疲れの他に移動などのストレスで発生することがあるため、長距離で移動して出走する馬などはしっかりと歩き方を確認した方がいいかもしれません。

ちなみに、馬によっては元々そういった歩き方をしている馬や、あんまり調子の良くなさそうな歩き方をしている場合でもしっかりと結果を残す馬もいるのでこの辺りは前走でのパドックはどうだったのかという比較が必要になってきます。

気配

馬の動きや雰囲気から気合が入っているのかどうかを見て漠然と感じられることを「気配」と言います。

しっかりと前を見ていて普段と変わらない馬もいれば不安そうに周りをキョロキョロ見回しながら歩いている馬など馬によって様子が違います。

こういった様子を見て「この馬は今落ち着いていないのかな」や「しっかりと落ち着いてるように見えるけど集中しきれてないだけなのかも?」などといった部分を判断していきます。

また、歩様同様に元々周りをキョロキョロ見ながら歩く馬や落ち着きがないような雰囲気で歩くような馬もいるため、ここも前走でのパドックでの様子はどうだったのかという比較が重要になってきます。

発汗

競走馬は人間と同じように汗をかきますが、汗が出る理由が人間とは異なる動物です。

競走馬は、人間と違って運動している時以外でも、緊張や興奮していたりすると汗を掻きます。

そのため、パドックで大量に汗をかいている馬は緊張していたりレース前で興奮している馬であるという判断ができます。

また、馬の汗には界面活性作用がある成分が含まれているため、パドックを歩いている馬を見てみるとゼッケンの下から白い泡が出ていることがあります。

その白い泡が大量に出ている場合はあまり調子がよくないと判断する人もいます。

よだれ

口から泡が出ている競走馬は、口付けている「ハミ」という馬具を噛んでいる状態というのが判断できます。

ハミを噛んでいる馬は、かなり興奮している状態でレース中の指示を聞かず思ったように走ってくれない可能性が高いためマイナス要素と考えられます。

よだれが出ていない馬や口のあまり開いていない馬は、落ち着いていると考えて選出するようにしましょう。

馬っ気

牡馬だけに見られる状態で、いわゆる発情期の事を指しています。

馬っ気が出ている馬とそうでない見分け方ですが、馬っ気が出ている馬は男性のシンボルが大きくなっているためひと目でわかります。

馬っ気が出ている馬は基本的にレースに集中できないということからマイナス要素として考えられます。

フケ

こちらは牝馬だけに見られる発情期の事を指しています。

馬っ気と比べるとフケ状態の馬を判断するのが難しく、パドックで尻尾を左右にふわふわ振っているかどうかで見分けることができます。

また、1頭でもフケ状態の馬がいると伝染しやすいといわれているため、1頭でもフケ状態の馬がいると要注意です。

厩務員の引き方

パドックでは馬を厩務員が競走馬を引いて連れているため、その厩務員がどのように馬を連れているのかというのを見ると

厩務員が2人で競走馬を引いていた場合で、過度に興奮しているように見えた場合はかなり興奮している状態なので要注意です。

また、厩務員を引きずるように歩いている場合も興奮している可能性が高いので、歩き方や発汗してるかどうかを見て判断しましょう。

厩務員に引っ張られるように歩いている馬がいた場合、あまりレースに気分が乗っていない可能性が高いので、あまり期待はできないかもしれません。

パドックを見る方法は現地に行くしかない?

パドックでの馬の様子を見てみたいけど現地でしか見れないのかな?という疑問を答えていきたいと思います。

現地で見る方法

まずはパドックを現地で見る方法です。

どの競馬場もパドックは設置してあるため、レースが開催されている競馬場にいけばパドックの様子を生で見ることが出来ます。

しかし、最近は来場しているお客さんも多いため競馬場に行ってもパドックを近くで見れるかどうかは難しいものと言えます。

そういった場合に対応するために双眼鏡などを持っていくといいかもしれません。

ウィンズやパークウィンズで見る(映像)

中央競馬が開催されている際に開かれている場外馬券売場である「ウィンズ」や競馬を開催していない競馬場で開かれている「パークウィンズ」では、各レースのパドックの映像とレースの映像を観ることがきます。

基本的にどのレースのパドックを見ることができるため、現地に行けなくてもウィンズに向かえばパドックの様子を見ることが出来ます。

また、ウィンズとパークウィンズでも馬券をすぐに購入できるのでパドックの様子を見てからすぐに馬券を購入することが出来ます。

テレビ番組

毎週地上波などで土日に放送している競馬番組でもレース前のパドックの状況が流れています。

しかし、競馬番組の放映は昼過ぎからの場合が多いため朝のレースの様子を見たい場合にはあまり適していません。

重賞レースは優先的に放送されるため、重賞レースだけ馬券を買ってみるという競馬初心者の人にとってはいいかもしれません。

グリーンチャンネルWEB

競馬専門のチャンネルであるグリーンチャンネルでは、パドック中心としたチャンネルが特別に用意されており全競馬場のパドックの様子が確認できます。

テレビ番組とは違い、朝から放送しているため朝のレースからしっかりとパドックの様子を見ることが出来ます。

また、スマホからでも見ることが出来るため場所を選ばずにパドックのチェックをすることが出来るため、出先で急に暇になったから競馬をしようと思っている時にも便利です。

パドックの他にも調教の様子や参考レースなどを見ることができるため、競馬予想の精度を高めたいという方におすすめできます。

しかし、グリーンチャンネルを視聴するためには月額550円(スマートフォンのみでの場合)がかかるため、重賞レースしか見ないという方には少し高く感じる金額かもしれません。

JRAレーシングビュアー

JRAレーシングビュアーは、JRA公式映像配信サービスであるJRAレーシングビュアーでもパドックの映像を観ることが出来ます。

このJRAレーシングビュアーもグリーンチャンネルと同じように月額550円(マルチデバイス対応)がかかってしまいますが、2002年以前のレースを見ることが出来るので、有名馬の激走レースを確認することが出来ます。

また、JRA-VANという公式データ配信サービスと連携することができ、JRAの公式データと見比べながら予想して馬券を購入することが出来るサービスとなっているため、JRAレーシングビュアーを利用しようと思っている方は是非一緒にJRA-VANの利用をすることもおすすめします。

ラジオ

映像ではありませんが、ラジオでもパドックの状況を聞くことが出来ます。

パドックを歩いている馬の状況の解説を行ってくれるため、馬の状態を見極める事が出来ない方やそもそもパドックを見ることができない方の強い味方だと思います。

また、ラジオ自体無料で聞くことができるため急な予定で外出をしているけどグリーンチャンネルなどのサービスに登録をしていないという場合にも安心です。

もちろんパドックだけではなく、レース中の実況もラジオで聞けるので映像は見れないけど、どんなレースなのか気になるという時があれば使ってみるのもいいかもしれません。(あんまりそんな状況になるのが思いつきませんが・・・笑)

まとめ

今回は主にパドックでどこを見ればいいのか、どこでパドックについて見れるのかについての解説を行ってきました。

パドックというのはレース前の馬の様子を見ることができる貴重な時間ではありますが、どこを見ればいいのかわからないと無意味な時間だと思ってしまいがちです。

競走馬の様子や歩き方などをしっかりと見ることで、その日の調子の良し悪しやレースに集中がしっかりと出来ているのか、既に興奮しすぎていないかなどを見て自分が予想している馬たちは本当に走れるのかを判別します。

そのため、パドックだけを見てレースの予想を行うのではなく、しっかりと前もって追い切りや血統、脚質など馬自身のデータと競馬場ごとの特徴などを集めた上で判別するようにしましょう。

競馬を始めたばかりの方はパドックを見ても判別が難しいかもしれませんので、解説が付いているテレビやラジオなどを利用しながら見てみるのもいいかもしれませんね。

パドックを上手く利用して競馬予想の精度を高めて、副業レベルまで稼いでいきましょう!

本間真一郎

1978年12月22日生。東京大学経済学部中退。 某大手商社で役職に就く典型的なエリートでかなりの知的派。その一方で趣味の競馬歴は既に20年を超えており、2021年のエリ女で3連単を的中させたことを未だに友人に自慢している。 好きな馬はもちろんアカイイト。 趣味は車とウイスキー。最近横浜にバーを開店させたオーナーとしての一面もある。 好きな言葉は「明日の百より今日の五十」。

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