JRA-UMAKAって何?どこで登録するの?メリットやデメリット、利用方法についても詳しく解説!

JRA-UMAKAって何?どこで登録するの?メリットやデメリット、利用方法についても詳しく解説!

JRA-UMACAとは?

JRA-UMACAは、日本中央競馬会が2018年10月より順次導入しているキャッシュレス投票ICカードシステムのことです。

中央競馬の競馬場・場外発売施設でペーパーレスの勝馬投票券を購入することができる電子マネーサービスのことです。

今回はそんなJRA-UMACAについてご紹介していこうと思います。

UMACAの登録方法

JRA-UMACAを導入している競馬場・ウインズにて「UMACA会員」への登録を済ませる必要があります。

入会は無料で、手続きに際してニックネーム・生年月日・暗証番号・手のひら認証用の静脈を登録します。

年齢を確認するため運転免許証やパスポート、住民基本台帳カード他、公的機関・自治体などが発行する写真付きの身分証明書を提示する必要があります。

なお、あらかじめJRA-UMACA特設サイトより、上記個人情報を入力し、スマートフォンのQRコードを生成することによって、手続きを大幅短縮することも可能です。

その場合QRコードをあらかじめ、印刷やスクリーンショットで撮影することが必要となります。

UMACAカードには二つの口座があり、入金専用口座と、払戻金・返還金を受け取るための出勤専用口座があります。

入金口座に投入した金額は「投票専用残高」となり、出金は出来ませんが、出金専用口座に振り込まれた払戻金は「精算可能残高」として、出金可能となっています。

UMAKAの利用方法

入金は導入競馬場・ウインズにある、専用の端末装置を使用します。

端末にカードをかざして入金ボタンを押します。

入金は100円以上10円単位として、投入した金額を「全額入金」か、「一部入金」かを選んでタッチし、一部入金である場合はその希望入金額を入力したうえで、入金専用口座に入れます。

その後確認をしたうえで、もう一度UMACAカードをタッチし、レシートを受け取ります。

投票に関しては、まずUMACAカードを専用端末にかざし、手のひら認証の場合は端末にあるセンサーに手のひらを載せ、暗証番号の場合は暗証番号をタッチします。

次にマークシートカード、スマッピーのいずれかを読み取るか、タッチパネルで直接入力し、希望する競馬場・レース番号・投票方式・馬番号・投票金額を入力し、内容を確認したうえでUMACAカードをタッチし、レシートを受け取ります。

投票履歴の確認をする場合は暗証作業までは上記と同じやり方で、タッチパネルの「投票履歴」をタッチし入金した内容を確認して終了ボタンを押します。

なお、投票・入出金履歴、オッズの確認に関しては、上記専用端末の他にもUMAポートを使っての確認も可能となっています。

UMAポートでは、1日につき20回までオッズの印刷をすることが可能となっているほか、UMACAカードの利用者限定のクーポン券の発見などを行う事ができます。

払戻金・返還金の出勤をする場合は、カードをかざし、「出金」のタッチパネルを押したうえで、手のひら静脈による認証を行い、UMACAカードをタッチすると、レシート・現金を受け取れます。

購入できる競走はJRA主催の中央競馬の前競走、ならびにJRAが指定した日本国外で行われる競馬開催競走で、当面の間、海外馬券に関してはJRAの中央競馬開催日に行われる競走のみが対象となっており、平日に行われる海外馬券発売の対象競走並びに地方競馬、八大競走のうち、牡馬クラシック三冠・天皇賞・ジャパンカップ・有馬記念で行われている金曜日前売り発売は投票することができません。

2019年9月の時点では、JRAの競走が開催されている10の競争は全て導入済みであり、ウインズについては、システムが整備された会場から順次導入されていきました。

2023年4月からは、このJRA‐UMACAの利用額などに応じた特典が利用できる「JRA‐UMACAポイントサービス」が開始される予定となっています。

このポイントサービスは、UMACAで購入した金額の0.5%をポイントとして付与、その他随時ボーナスポイントキャンペーンのサービスを行い、その貯まったポイントに応じて、UMACAの残高への加算や、JRAのオリジナルグッズなどのプレゼントを行っています。

なおサービス開始は2023年4月22日を予定していますが、その1週前の4月16日までに新規登録、もしくはこれまでに登録した全会員を対象に先行登録キャンペーン200ポイントがプレゼントされています。

UMACAのメリット

現金がいらない

UMACAに入金したお金や払戻金・返還金はJRA‐UMACA残高として自動的に管理されるので、財布や現金を持ち歩くことなく競馬を楽しむことができます。

馬券購入によってポイントが貯まる

ポイントサービスに関しては先述してあるように、UMACAで馬券を購入すると、購入額100円につき「0.5ポイント」が貯まるサービスで、貯まったポイントは1ポイント1円分として、UMACA精算可能残高への入金や各種景品への交換することができるため、普通に現金で馬券を購入するよりも圧倒的にお得になるようです。

UP-Seatが利用できる

UP-Seatとは、中山競馬場内にある、UMACA会員を対象とした座席サービスで、会員であれば整理券を発行することで無料で使用することができます。

UP-Seat利用方法

各エリアにあるUP-Seat受付横UMAポートにて整理券を発券します。

UMAポート自体は競馬場寧にあちこちに設置されていますが、UP-Seatの整理券が発行できるのはUP-Seat入口に設置されているUMAポートだけなのでご注意ください。

UMAポートにUMACAをタッチすると、座席ブロックの選択画面が表示されるので、好きなブロックを選びます。

指定できるのはブロックまでで、個別に座席を指定することはできません。

受付にて整理券を提示した後、印字された座席に座り利用することができます。

また、注意点を以下にまとめてみました。

  • 整理券の発券は、1人1回で当日限り有効
  • 当日先着順で、定員に達し次第終了。
  • 期間によって利用条件を設定される

UMACAシートが利用できる

JRA競馬場の指定席種の1つで、JRAのキャッシュレス投票ICカードであるUMACAを利用して、座席についたまま投票端末から投票することができる座席です。

このUMACAシートですが、2018年9月にリニューアルされたあとの名前で、それ以前はi-Seatという名前でした。

i-Seat時代でも、「在席投票カード」というJRAが用意するICカードを利用して座席からモニターを使って馬券投票を楽しむことができました。

UMACAシートも、ICカードを利用した座席投票ができる指定席ですが、i-Seat時代よりできることや機能がパワーアップしています。

投票にマークシートが不要

投票にマークシートが必要ないのは、思いのほか快適です。

マークシートに書くための空いている机を探す必要もありません。

UMACAがもっと広まれば、使用する紙の量も格段に減って、環境にも優しいですね。

WIN5や海外競馬も投票可能

これまでWIN5や海外競馬はインターネット投票でしか購入できませんでしたが、UMACAなら競馬場やWINSで購入できます。

これまで以上に選択肢が広がることになります。

投票履歴をデータで管理、いつでも確認できる

UMACAでは、過去60日間の投票履歴がデータで残り、UMAポートから履歴を確認することができます。

また、その場合加入者番号・暗証番号・P-ARS番号が必要となるので忘れずにメモしておくようにしましょう。

出金可能期間がかなり長い

基本的には競馬場で購入する馬券の払い戻し期限は60日間と設定されています。

しかし、UMACAに関しては、てきちゅうした馬券の払い戻し期限は最長で最終利用日から5年間もあります。

これにより、的中した馬券の払い戻しを忘れる等のトラブルを防ぐことができます。

UMACAのデメリット

競馬場に行かないと使えない

基本的のUMACAは競馬場にある専用の機械を利用して馬券購入や払戻などを受け取るため、競馬場にいかないと利用することができません。

普段から、即PATやJRAダイレクトなど、ネットからの馬券購入で競馬場に行かずに競馬を楽しんでいるいる人からすると、競馬場でしか利用できないUMACAはほぼ必要ないでしょう。

即PATとは?

即PATとは、「PayPay銀行」「楽天銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」「住信SBIネット銀行」「ゆうちょ銀行」「りそな銀行」「埼玉りそな銀行」「auじぶん銀行」のいずれかの口座を持っていれば、即日での登録・加入ができ、その日から馬券の購入が可能なJRAインターネット投票サービスのことです。

即PAT会員はパソコン・スマートフォン・携帯電話で馬券を購入でき、利用する際の決済はすべて加入時に登録した口座を通しておこわれます。

的中しないと出金が出来ない

UMACAに入金した残高は投票専用残高として扱われるため、一度UMACAに入金したお金は、そのまま出金することができません。

出金可能なお金は、生産可能残高という風に分類され、払戻金や返還金のみとなっています。

つまり、出金可能になるお金は、的中したお金のみとなっています。

平日は登録することができない

UMACAの登録に関しては、登録ブースが開いている時しかできません。

登録ブースが開いているのは、中央競馬が開催されている時のみとなっていますので、平日は登録できなくなっています。

馬券が出ない

競馬ファンの方々の中には、購入した馬券を記念としてコレクションする方もいるかと思います。

UMACA投票では、馬券を購入しても紙で馬券を貰うことができないので、記念に馬券が欲しい人は該当の馬券に関しては、通常の方法で馬券を購入する必要があります。

UMACAによるJRA側のメリット

売り上げの向上

JRAの馬券の売り上げの一角を占めているWIN5と海外競馬への投票は、現在はIPAT講座経由でのみ可能となっていますが、これがUMACA経由でも可能になりました。

しかしなぜ、現金では投票できずIPATとUMACAでは可能になるのかという詳細な根拠は不明ですが、IPAT口座を持てない人に対してこれら馬券の購入方法を広げてあげることで、間違いなく今まで購入できなかった人からの売り上げを期待することが出来るでしょう。

未成年者への販売防止

昨今ではカジノ法案等の件もあり、ギャンブル依存症への対策や未成年者への販売防止を求める世間の声が厳しくなってきています。

しかし、今まで未成年者による馬券の購入を防止する手段がありませんでしたが、UMACAは発行時点で登録者の年齢認証が行われているため、全ての馬券販売をUMACA経由でなければ購入できない仕組みにしてしまえば、未成年者への馬券の販売を100%防止する事が出来ます。

まとめ

今回は主にUMACAについて解説していきました。

UMACAは無料で作れるうえに様々な特典がついてくるので競馬場に行く人なら作っておいて損はないでしょう。

また、UMACAに入金を考える際は、引き出せないことを前提に入金のし過ぎ等には注意が必要です。

馬券の購入や払い戻しに関しても簡単に行えるので気になった方はこの機会に是非作ってみてください。

本間真一郎

1978年12月22日生。東京大学経済学部中退。 某大手商社で役職に就く典型的なエリートでかなりの知的派。その一方で趣味の競馬歴は既に20年を超えており、2021年のエリ女で3連単を的中させたことを未だに友人に自慢している。 好きな馬はもちろんアカイイト。 趣味は車とウイスキー。最近横浜にバーを開店させたオーナーとしての一面もある。 好きな言葉は「明日の百より今日の五十」。

メッセージを残す